外壁塗装を検討する際に、どのくらい時間がかかるものなのか気になる方は少なくないでしょう。施工期間中には洗濯物が干せないなどの制限を受けるので注意が必要です。本記事では、外壁塗装の施工期間はどのくらいなのかについて詳しく紹介していきます。工程ごとの詳しい内容や施工中の注意点についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
外壁塗装の施工期間はどれくらい?工程ごとに解説!
外壁塗装の施工にかかる期間は、一般的な30坪程度の2階建て戸建て住宅で1週間から10日程度だと言われています。ここでは、外壁塗装の各工程ごとにかかる期間の目安をより詳しく紹介していきます。足場の設置
施工時には、まず施工現場に足場の設置を行います。足場とは塗装作業時に職人が作業をするスペースのことです。足場の設置にかかる期間の目安は、半日~1日程度です。足場の設置と同時に、近隣の民家へ塗料が飛散するのを防止するためのシートを張ります。洗浄
足場の設置が完了したら、いきなり塗装に入るのではなく先に外壁の汚れを落とします。先に外壁の汚れをきれいにしておくことで、塗料と外壁の密着度を高め本来の耐久性を発揮できるようになります。洗浄にかかる期間の目安は半日~1日程度です。汚れがひどかったり塗装範囲が広かったりすると時間がかかります。
下地処理
洗浄が終了したら下地の処理を行います。下地の処理とは、塗料がしっかりと壁に密着するように外壁の表面の状態を整える作業のことです。大きく分けてひび割れの補修とサビの処理、木部の処理、シーリングの補修の4工程に分かれています。下地処理にかかる期間の目安は、1日~2日程度です。外壁の劣化が激しいと処理に時間がかかります。
養生
養生とは、塗料を塗らない箇所を保護する工程です。外壁塗装の場合、エアコンの室外機や換気口、雨どい、窓などを養生します。養生にかかる期間の目安は1日程度です。塗装
外壁の塗装は3回に分けて重ね塗りすることが一般的です。1回塗料を塗るごとに乾くのを待ち、乾いたら再度塗料を塗るため、3日程度かかります。1回ではなく複数回塗り重ねることで耐久性を高められます。付帯部塗装
外壁の塗装が完了したら、軒天や雨どい、ひさしなどの付帯部の塗装を行います。付帯部の塗装にかかる期間の目安は、1~2日です。点検
足場を解体し撤収作業を行う前に、仕上がりの点検を行います。点検にかかる期間の目安は1日です。点検時には、基本的に立ち会いが必要です。解体・清掃
点検が終了したら足場の解体や養生の取り外し、清掃などの撤収作業を行って施工は終了となります。解体・清掃にかかる期間の目安は半日~1日程度です。外壁塗装の施工期間が長引いてしまう原因
外壁塗装の施工期間が長引いてしまう原因としては、悪天候や日照時間、建物の劣化などが挙げられます。ここでは施工期間が長引く原因を詳しく紹介していきます。悪天候
外壁塗装は、壁面が濡れた状態では作業が行えません。そのため、作業予定期間に雨が降ってしまうと施工にかかる期間が長引く原因になることがあります。雨の他に湿度や強風なども施工に影響するので、なるべく天候の安定している時期に依頼することがおすすめです。日照時間
外壁塗装は、冬に依頼すると施工期間が長引く傾向があります。冬場は夏と比較して1日あたりの日照時間が短いため、相対的に1日あたりの塗装作業が行える時間も短くなります。外気温や降雪、結露なども施工に影響を及ぼすため、可能であれば春や秋に依頼することがおすすめです。建物の劣化
建物の外壁にひび割れや傷みがある場合、その分補修作業が必要になるため塗装期間が長引きます。築年数が古い住居の外壁塗装を依頼する場合は注意が必要です。外壁塗装作業中の生活の注意点
最後に外壁塗装作業中の生活の注意点についてまとめて紹介します。外壁塗装を検討している方は、あらかじめ塗装作業中の注意点を確認しておきましょう。洗濯物が干せない
洗濯物を干す場所が塗装予定箇所のすぐ近くにある場合、塗装作業中は洗濯物を干せません。塗料が干している洗濯物に付着したり、塗料の匂いが移ったりする恐れがあるからです。実際に塗装を行う日だけでなく足場を設置する日以降は、解体日まで洗濯物を外には干せないと考えておくと良いでしょう。洗濯自体に制限を受けるわけではないため、部屋干しやコインランドリーの乾燥機を活用することで、塗装期間中も洗濯を続けられます。