外壁塗装は、家を長く守るために欠かせないメンテナンスです。ところが、塗装工事の知識が少ないことを悪用し、高額請求や手抜き工事を行う悪徳業者もいます。後悔しないためには、まずその手口を知ることが大切です。この記事では、悪徳業者のよくある特徴と見抜くポイントを紹介します。
外壁塗装における「悪徳業者」の手口
多くの外壁塗装業者は適正な価格でサービスを提供していますが、中には塗装完了後に高額な追加請求を行ったり、手抜き施工をしたりする悪徳業者もいます。そのため、業者を選ぶ際は、信頼できるかどうかをしっかり確認することが大切です。ここでは、悪徳業者によく見られる手口を紹介します。ひとつでも当てはまる場合は注意が必要です。
突然訪問して契約を迫ってくる
悪質業者の最大の特徴は、
突然訪問して契約を迫ってくることです。こうした業者は、住宅地を回ってアポイントなしの飛び込み営業をしていることが多く、突然自宅を訪れる業者は基本的に疑ってかかるべきです。「塗装工事の帰りに危険な状態を見かけた」「近所でも依頼を受けている」などの言葉で信頼を得ようとします。さらに「今すぐ塗装しないと危険」など、緊急性を強調して契約を急かす場合は高確率で悪質です。焦らず、複数社から見積もりを取りましょう。
高額な値引きを提示してくる
「今日中に契約すれば特別割引」といった
高額な値引きをもちかけてくる業者も要注意です。悪徳業者は、最初に値下げを前提とした高い見積もりを提示して「特別割引」と称して契約を急かす手口をよく使います。本当に顧客に寄り添う業者であれば、高額な契約を即決させるような対応はしません。
オリジナルの塗料をすすめてくる
自社の「オリジナル塗料」をすすめるのも、悪徳業者によく見られる手口のひとつです。もちろんオリジナル塗料がすべて悪いわけではありませんが、特定の業者しか扱っていない塗料は、口コミや性能をインターネットで確認できず、
信頼性の判断が難しくなります。すすめられた場合は、大手メーカー製の塗料も選べるかどうか確認しましょう。
見積もりの内容が不明確
契約前に提示される見積もりの内容が大まかで、詳細が記載されていない場合も注意が必要です。悪徳業者は、料金のつり上げを目的に「塗装工事一式」といった曖昧な見積書を出す傾向があります。見積書を受け取ったら、内訳が明確かを必ず確認し、不明な点があれば他社にも見積もりを依頼して比較しましょう。
悪徳業者と契約してしまったらどうすればよいか
「悪徳業者と契約してしまった」と気づいたとき、多くの人が「もうどうにもならない」と不安になります。ですが、正しい手順で対応すればお金を取り戻せたり、工事を止めたりできる場合もあります。ここでは、契約後にできる主な対処法をわかりやすく説明します。
クーリングオフ制度を使う
もし訪問販売などで契約した場合、
契約書を受け取ってから8日以内であれば、理由を問わず契約を取り消せる「クーリングオフ制度」が使えます。「やっぱりやめたい」と思ったら、すぐに書面で契約を取り消す意思を伝えましょう。手書きで構いません。内容には「契約を取り消します」とはっきり書き、日付・名前・住所を記入して、内容証明郵便など記録が残る方法で送りましょう。送ったコピーや郵便の控えは大切に保管します。
期間を過ぎていても相談できる
8日を過ぎてしまっても、あきらめないでください。契約書の説明に不備があったり、うその説明で契約をさせられた場合は、
契約を取り消せる可能性があります。まずは、消費生活センターや国民生活センターに相談しましょう。専門の職員が、あなたの状況に合ったアドバイスをしてくれます。
専門家に相談する
業者が話し合いに応じない場合やすでにお金を支払ってしまった場合は、
弁護士や建築トラブルに詳しい専門家に相談することも大切です。契約書や見積書、業者とのやり取りの記録を残しておくと、解決に役立ちます。
優良業者を選ぶために確認したいポイント
最後に、信頼できる業者を選ぶために確認すべきポイントを紹介します。
地元での実績
地域での実績がある業者は信頼度が高い傾向にあります。近隣に外壁塗装を依頼した人がいれば、利用した業者を聞いてみましょう。また、
業者の公式サイトや口コミサイト、SNSで過去の施工事例やレビューを確認するのもおすすめです。
点検にかける時間
契約前の点検に
しっかり時間をかけてくれる業者も信頼できます。外壁塗装は、現状の劣化状態を丁寧に確認してから判断するのが基本です。点検の目安時間は約60分。10分程度の簡単な点検で契約を迫る業者は避けましょう。
見積書の内容
見積書の内容も、優良業者を見分けるポイントです。
詳細な費用の内訳が記載されていれば、信頼できる業者と判断できます。逆に、内訳が曖昧な見積書を出す業者は注意が必要です。
まとめ
外壁塗装を依頼する際は、悪徳業者の手口を知り、慎重に業者を選ぶことが大切です。突然の訪問や高額値引き、オリジナル塗料の押し売り、曖昧な見積もりなどの特徴がある業者は注意しましょう。もし契約してしまった場合でも、クーリングオフ制度や消費生活センターへの相談、専門家への依頼で対応可能です。事前に確認をしっかり行い、信頼できる業者に依頼することが、後悔のない塗装工事につながります。